paris

こんにちは、マダムソムリエです。

私たちは日本人同士の夫婦で2015年にフランスに引っ越し、夫は就労ビザで私はビジタービザを保有していますが、私のビザは、就労禁止、夫の扶養にも入れず、しかも保険は海外旅行用保険なので病院に行ってもほとんどが自費扱いなのです。

そこで、私はビジタービザを更新しながら、家族呼び寄せビザをパリで申請することにしました

家族呼び寄せビザとは何か、どうしてビジタービザから変更するのか、またこのビザの申請方法や取得までの長い道のりについて紹介したいと思います。

日仏カップルだけではなく、日本人カップルでもこのビザは申請できますよ。

家族呼び寄せビザとは

「家族呼び寄せ」とは、フランス語で“regroupement familial”といいます。外国人就労者または出向者が、離れ離れの家族(配偶者と18歳未満子供のみ)をフランスで再び合流させるという意味です。

申請先は住所地を管轄する移民局(OFII)になります。

Regroupment familial visa を取得できると、VIE PRIVEE ET FAMILIAという滞在許可証が発行されます。

かつては、フランス在住の日本人配偶者はこの手続きのために一時帰国、ビザ取得を待っていたようですが、2016年に法律が改正されて帰国せずに現地でも申請(Regroupement familial sur place)が可能になりました

詳しくはこちらLa famille deja en France peut-elle beneficier d’un regroupement familial ?

さて、私がビジタービザを変更してこのビザを申請したメリットとデメリットを上げてみました。

メリット

就労が可能
夫の扶養控除を受けられる
公的は医療保険に加入できる
1年目はビザの更新必要、その後は夫と一緒に更新

フランス社会では、女性も小さい頃から「仕事を持つことは大切」と教えられ、働くことは社会との大事な接点という考え方なので、夫婦も共働きが基本です。家族呼び寄せビザによって、働くことができるのは経済的な面なメリットはもちろんのこと、フランス社会の一員になるというメリットもあると思います。 私はこの3年をビジタービザで滞在しているので、いつまでたっても宙ぶらりんな感じで、フランス人の知人友人たちからは「仕事ができないなんて残念だね」と良く言われるのはそういうことだなあと本音は寂しいです。

また夫の医療保険に加入できるのも大きなメリットです。現在は海外旅行保険の加入なので、医療保険の対象が限られてしまい医療費も自費になることも。 病気にならないように日々の体調管理もストレスに感じますし。

毎年のビザ更新の大仕事から解放されて、夫と複数年を更新できるのもとっても便利。

ではデメリットをあげるとすると、私は次の1点だけと思います。

デメリット

書類提出からビザ取得までおよそ1年かかる

どんな書類を提出するのかは後述しますが、書類を集めるだけでも大変。やっとOFIIに送付したら、あとはひたすら待ちです。待ちます、何ヶ月も

「私の書類はどうなってますか?」と問い合わせても、誰もわかりません(苦笑)。不思議なことに提出したことを忘れた頃に、書類を受理しました。申請番号はxxxxです、とのメールが届きました。

その後、担当者が申請者の自宅を訪問、家族呼び寄せをしても十分な生活環境にあるかどうかをチェックします。これは重要な審査なので、夫は仕事を休んで対応しました。そこからさらに居住地域の住民課での書類審査でさらに半年近くかかります。

我が家の申請から現在までの状況を下記に時系列にしてみましたので、ご覧ください。現在も、私たちは審査の結果を待っています。

また、私のようにすでに何らかの滞在許可書を持っている人は、待っている期間中もビザの更新を続けなくてはならないのもシンドイです、ハイ!

とにかく待つしかない家族呼び寄せビザですが、メリットがデメリットよりはるかに上回る滞在許可書なので申請しています。

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家族呼び寄せビザを申請するための条件

妻や子供たちを呼び寄せるための申請者(夫)の条件は以下のようです。

  • フランスで18ヶ月以上生活していること
  • 少なくとも1年の滞在許可証があること(つまり次のビザ更新まで1年以上あること)
  • 家族を扶養できる収入
  • 住居の広さが呼び寄せる家族の人数に応じたものであること

つまり、家族を呼び寄せても食べていける収入と十分は部屋の広さが必要、ということです。

実際に一人当たりの専有面積が規定されているので、そのチェックに担当者が自宅訪問します。

 

家族呼び寄せビザ手続きに必要な書類

申請者のビザの種類によって必要書類は異なるので、詳細はこちらのリストを参考にしてください。

ここでは、申請者が就労ビザを保有している場合を紹介しています。

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  • 申請書(Demande de regroupment familial)を入手
  • アポスティーユ付きの戸籍謄本をフランス語に翻訳
  • 直近の納税証明書
  • 給与明細(申請時の直近3ヶ月)
  • 申請者のパスポートと滞在許可証のコピー

 

Regroupment familialの申請用紙

アポスティーユとは「外務省がこれは日本の公文書です」と証明するものです。詳細は外務省のウェブサイトにありますのでこちらをどうぞ。アポスティーユは戸籍謄本(抄本)をフランス語に翻訳したものに添付されますが、たとえビザ申請書にアポスティーユが必要との記載がなくても、アポスティーユ証明を取ることをお勧めします私はアポスティーユなしで書類を提出したために、アポスティーユをつけて再提出した失敗をやらかしました

フランス語への翻訳は、フランス政府認定の翻訳者(翻訳会社)のものであることが必要です。認定翻訳者については、在日フランス大使館法廷翻訳・コピー査証に照会リストがあります。フランスで日本語の書類をフランス語に翻訳する場合は、在仏日本大使館日本語が通じる弁護士・法廷翻訳家に詳細がありますので参考になさってくださいね。

家族呼び寄せビザ申請とその後

申請の手順と現在の状況について振り返ります。まだ家族呼び出しビザの取得に至っていません

2018年6月26日
パリのOFIIは郵送のみ受付けだったので、書類一式を追跡番号付きの書留め郵便で送りました。追跡番号があれば書類が届いたかどうか確認できるので安心です。

さて、9月半ばで期限の切れのビジタービザを更新するために面接の予約を入れたら、11月まで空きがなかった。もっと早く予約を入れておくべきでした。

2018年11月16日
OFIIから待ちに待った通知が郵送されてきました。やっぱり5ヶ月はかかりました。

書類は受理したとのことで、受付番号が記載され確認のために在外フランス大使館へ戸籍謄本を送付すること、とありました。外務省に行ってアポスティーユを交付してもらわなくては、手間ですねえ。

2018年11月29日
私は、一人暮らしをする高齢の母親の様子を見るために一時帰国、夫はパリに残りました。 帰国した翌日、私は戸籍謄本を区役所で発行してもらい、外務省でその戸籍謄本にアポスティーユの交付を申請しました。

東京のフランス大使館へは「いつ戸籍謄本を送付したらいいのか?」とOFIIからの手紙を添付して問い合わせました。

2018年12月6日
東京のフランス大使館から「現時点ではOFIIからは何の連絡もきていません。 OFIIから大使館に通知が届いてから申請者にこちらから手続きに必要なメイルをお送りいたします。直接OFIIに連絡しお問い合わせすることをお勧めいたします。御了承ください。」との回答がきました。

とりあえず様子を見るけど、2週間でクリスマス休暇になるのにどうなるかしら。

2018年12月14日
パリの夫から「OFIIが1月8日に自宅訪問に行きますとの手紙がきた」と連絡がありました。
「え?フランス大使館に戸籍謄本を送れってあの手紙はなんだったの?」と私。
ビザについては、担当者によって対応がまちまちですが、まさにそれだったのでしょうか?

2019年1月8日
OFIIの担当者が、部屋の広さや快適さなどをチェックするために自宅に来る日で、夫は仕事を休んで対応する予定。

さて担当者が自宅を訪問に来ました。部屋の広さを確認後、次の書類を再提出してくださいとのこと

  • EDF:年間の電気料計算書。
  • Tax d’habitation:昨年の請求書と領収書
  • 直近3ヶ月分の給与明細

いずれも、提出したのは昨年6月。新しい情報が必要ですということで、担当者宛てに追跡番号付き書留で郵送することになりました。

2019年5月1日

4月半ばにパリからボーヌに転居しました。現在は仮住まい、住まいが決まったら住所変更手続きを所管のOFIIで行う予定です。

その際に、私たちの家族呼び寄せビザはパリで申請したので、その住所変更もする予定です。この引越しでさらにビザ取得が遅くなると覚悟していますが。

まとめ

パリに住んで早くも3年半が過ぎました。家族呼び寄せビザになれば、仕事ができるし、いざというときに病院にも行けるし、私にとっては自由度が広がる感じになると楽しみにしてます。

とにかく時間がかかるのを承知で、首を長くして、今年の夏には新しいビザが取得できればいいなあと思っています。