
こんにちは、マダムソムリエです。
パリからTGVで約45分と日帰り旅行のできるランスは、シャンパーニュ地方にあり、一流のシャンパン製造会社が集まっていることで有名です。
このランスで、「日本人シェフのレストラン”ラシーヌ”が美味しいから行ってみたら?」と知り合いに薦められたので、フジタ礼拝堂を見たいという友人を誘ってさっそくランチを食べに行って来ました。
美味しいはずですよね、ミシュラン1つ星なんですもの。予約するときに始めて知りました。
レストラン”ラシーヌ”のランチ
まずは、私たちがいただいたランチについてご紹介しますね。
お昼のメニューは2種類です。
ランチ
- Menu Suki :70ユーロ 軽いオードヴル+前菜2種類+主菜+デザート2種類+コーヒー
- Menu Daisuki:100ユーロ 軽いオードヴル+前菜3種類+主菜+チーズ+デザート2種類+コーヒー
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私たちは70ユーロのMenu Ski を選びましたが、果たしてどんなお料理なのでしょう。このレストランの評価はもちろん高いのですが・・。
しかし実際にいただいた私たちの感想は、「パリからわざわざ来てよかった!美味しかった!」「一皿ごとに見ても食べてもうれしい」でした。
では、私たちがいただいたお料理をご覧ください。どれも食べてしまうのがもったいないほど見て驚き味わって感心する一皿でした。
日本人シェフの繊細と味わい深い料理
まずは、軽いアペリティフからスタートです。
卵が入っているような容器の上にディルとほんのり塩味2つのシュー。シェフの遊び心を感じて、楽しそうなランチになりそう。
一口で食べてしまうのがもったいない、軽いオードブル。
木のスプーンをお皿に見立てているところが面白い。真ん中は餃子みたい、両脇は何だったか、もっと味わえばよかったと反省しきり。
ヤギのチーズをラディッシュで花びらに見立てて飾っています。家で食べるいつものラディッシュがこんな風になるとは。
ニジマスがおしゃれに大変身!ほんのりカレー風味のソースがとても合いました。
ウズラとアスパラガスにイチゴのソースが意外な組み合わせで美味しかったです。飾りつけもきれい。
たらを泡のソースでさっぱりと。
メインは子羊。しっとりとやわらかい子羊に黒胡椒がとてもよいアクセント。花の使い方もよく考えられていますね。
自家製パンは少し酸味があって美味しい。布に包んで運ばれるので温かくそんな心づかいもうれしいです。
アイスクリームとシャーベットを花輪に見立てたデザート
コーヒーと小菓子。最後のお菓子まで丁寧なこと。
ここまでご覧になって、「お皿の数は多いけど、おなかいっぱいになるの?」と思うかもしれません。私も正直、最初はそう思いました。でも、実際には食べ応え十分でしたので、そこはご安心くださいね(笑
料理とあわせたワイン
ワインリストを見ると、ワインの種類がとても充実していてビックリ。特に、地元の小さな醸造所からもちろん有名なメゾンのものまでシャンパンの種類は豊富です。
この日は、シャンパンと赤ワインをいただき、私と友人が選んだものは次の2本です。
シャンパンは、De Sousa – Minéralité, Umami, Caudalie 3A です。De Sousa醸造場が作る 高級シャンパンUMAMIは日本でも有名だそうですが、これはお手ごろの1本。Aから始まる3つの特級村で取れたぶどうを使用、アプリコットの香り、キレのある酸味と十分なミネラル感、口に含んだ後の長い余韻から
すばらしいシャンパンだと思いました。

赤ワインは、Domaine Les Béliers Champ Libre です。シャンパーニュ地方に近いLorraine地方のレベリエ醸造場(Domaine Les Béliers)から
Champ Libreを選びました。軽いタイプの味わいですが、果実味と酸味バランスがよい1本でした。

レストラン”ラシーヌ”の田中シェフについて
こんなに細やかなで美しくて美味しい料理を作るシェフっていったいどんな人なのかしら。
コーヒーを飲んでいたら、シェフが私たちのテーブルへ「どうでしたか?」と挨拶にいらしたので、いろいろ伺ってみました。(一緒に写真を撮らなかったのが失敗)
田中シェフは博多出身。料理人のお父様の影響から、小さい頃から自分のお店を持つことが夢だったそうです。
フレンチレストランの名店「アピシウス」などで5年ほど働いたあとフランスに渡り、ミシュラン2つ星レストラン ジルからいくつかの名店で8年間料理とレストラン経営を学び2015年、満を持してにランスでレストランラシーヌを開いたそうです。田中シェフが、いかに情熱を持って日々料理を作っているかを話している動画を紹介しましょう。(フランス語/音が出ます)
まとめ
レストラン”ラシーヌ”で食事をして、まるでフランスと日本を行ったりきたり旅をしているような、そんな印象を持ちました。
メニューは毎月変わるそうなので、今度は秋に食事に行きたいと思います。
パリから日帰りできるランスで、パリとはまた違ったフランス料理をレストランラシーヌで楽しんでいただきたいと思います。
20席ほどの小さなレストランなので必ず予約をお願いします。
6 place Godinot , 51100 Reims
Tel: 0326 351 695 (要予約)
restaurant@racine.re
営業時間:12h15-13h30 / 19h15- 21h00
お休み : 火曜日と水曜日 / 夏季休暇(3週間)冬季休暇(2週間)
“ランスの1つ星レストラン・ラシーヌ、日本人シェフの繊細で味わい深い逸品” への1件のフィードバック