
こんにちは、マダムソムリエです。
モネが亡くなるまで住んでいた邸宅は、ノルマンディー地方のジベルニー村にあります。
大作「睡蓮」をオランジュリー美術館で鑑賞してから、実際にモネの庭や、太鼓橋や柳が茂る池はどんな風になっているのか興味がわきました。
オランジュリー美術館でのモネの睡蓮について記事を書いたのでご参考までにご覧ください。→オランジュリー美術館、モネの「睡蓮」で壁一面に広がる幻想的な世界
さて、モネの家が公開されているのは半年間だけ(2017年3月24日~11月1日まで)。睡蓮の花が咲いている8月頃に見に行こうと思い、手軽なツアーを探しました。
JTBの関連会社のマイバス社で半日観光ツアーを見つけました。値段が手ごろで気軽に参加できそう。
楽しみにしていた当日は、あいにく一日中雨でしたが、それでもモネの庭や池はすばらしかったのでご紹介します。
マイバス社の予約方法
ジベルニーまでのオプションナルツアーを探していたら、マイバス社のツアーを見つけました。
現地在住者も参加できて、出発時間も選べるし、料金の割引セールもあってラッキー!これなら一人で行くよりも安くて効率よく見学できると思いました。
マイバス社の場所
マイバス社の場所が集合と解散場所になります。オペラ座近くにあり地下鉄の最寄駅が3つもあるので、便利なところにあると思います。
3つの最寄駅は次のとおりです。
- PYRAMIDES駅:地下鉄7号線と14号線 改札を出て2番出口の階段を上ると、左手の赤いテントのカフェRoyal Operaを左に曲がる。徒歩数分
- TUILERIES駅:地下鉄1号線:改札を出て階段を上り、横断歩道を渡る。右手にチュイルリー公園を見ながらまっすぐ歩くと金色のジャンヌ・ダルクの像が見えるので左に曲がる。徒歩5分。
- OPERA駅:地下鉄3号線、7号線と8号線 徒歩8-10分 オペラ座を背に大通りをに直進。途中、右手にスーパーモノプリ(monoprix)と赤いテントのカフェRoyal Operaが見えたら、その間の道を右に曲がる。徒歩7~8分。

mybus の看板が見えたら、そこが集合場所です。パリ市内では、お店のこういった看板はあまり見かけないので、目印として助かりますね。
パリからジベルニー村へ90分のバス旅
さて雨の中集まった参加者は15名ほどでした。バスは想像以上に快適。シートはモダンなデザインで座り心地良く、リクライニングにしたら眠くなってしまうほど。
日本人ガイドさんはパリ在住20年以上の男性で、若いころは画家を目指していたとか。
おかげで、モネが浮世絵にどれほど心酔していたか、またジベルニー村であの大きな池を作るまでの裏話など面白い話を聞くことができました。
パリで見慣れたセーヌ川が、左右に大きな建物がないためか、ここではとても大きな川に見えます。
この橋を渡ると、もうすぐジベルニー村です。
ジベルニー村のモネの邸宅と庭園
広い駐車場に何台も観光バスが止まっています。駐車場から歩いて10分ほどのところに団体用入り口があります。
入り口では、いつものように持ち物検査の長い列ができていました。いろいろな国からの観光客がそれぞれの言葉で話すので聞いているだけでも楽しい。
中に入るとすぐにガイドさんから集合時間と場所の説明があり、そのあとは1時間半のフリータイム。みんなそれぞれ好きな場所へ向かいます。
モネの庭園
邸宅前に広がる庭園を見学します。花壇のような仕切りないので、様々な色形の花々が自由に咲いているようで、画家の庭らしさにあふれているように感じました。
季節によってはすばらしい眺めになるでしょう。5月から6月にかけてはバラが咲き誇り、バラの香りがいっぱいになるとか。次はそのころに来よう。
花が大好きな人にはたまらない場所でしょうね。バラのツタが絡まるアーチをくぐるとモネの邸宅があります。
モネの邸宅
ピンク色の壁と緑色の窓がかわいらしい。モネの暮らした様子が当時のままに保存されています。
リビング、寝室、食堂やキッチン部屋それぞれにモネの作品と、彼が収集した浮世絵が飾られています。(もちろん、すべてコピーです)
モネの寝室。大柄な体格の彼には小さなベッドに見えました。壁にはところ狭しと作品が飾られています。
寝室から見える庭の眺めはすばらしい!さして絵心のない私だって、何か描きたくなります^^
食堂の壁も浮世絵だらけ。浮世絵だけの美術館がもうひとつ建ちそうです。
ガイドさんによると、4年前までオリジナルの浮世絵が展示されていたとか!!もしオリジナルだったら、全部で一体いくらになるのかしら、なんてことを考えてはいけません(苦笑
モネの池
モネの邸宅から歩いて数分のところに、お目当ての池があります。とにかく広い!モネは小舟を浮かべて作品を制作したというのも納得でした。
太鼓橋には藤棚が茂り、そこから見た池はまさにモネの世界。
柳が生い茂り、木々に囲まれた池には、いくつもの睡蓮が花を咲かせながら浮かんでいます。
晴れたらよかったのに、と見学した日は思いましたが、今振り返ると雨に打たれる池の風景も趣きがあると思いました。
モネは、白い絵の具を幾重にも重ねて睡蓮の花を描いていましたが、雨の日の睡蓮もあったかしら、とふと重いました。花弁の黄色が光って見えます。
マイバス社ジベルニー村ツアーの基本情報
マイバス社のジベルニー村モネの家と庭のツアーの基本情報をお知らせします。
マイバス社(JTB関連会社)
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- 住所:8 Rue des Pyramides, 75001 Paris(ツアー集合&解散場所)
- Tel :01 42 44 14 30 (日本語OK)
- ツアー名称:パリのジベルニー・モネの家ツアー
- ツアー期間:4月から9月末まで
- 見どころ:モネの邸宅、数百種の花が咲く庭園と日本風の池
- 料金:ツアーを参照。観光に伴うバス料金、日本語アシスタント料金およびモネの家・庭園入場料含む
- 所要時間:4時間30分
- 日本人ガイドが同行
まとめ
ジベルニー村でモネの家と庭を見る半日ツアーは、4時間半の所要時間です。
バスでの往復時間が3時間なので、庭や池を見る時間は1時間半しかありません。なので、現地に着いたら、集合場所を確認とすぐに自由時間になります。
各自で好きな場所をじっくり見ることができ、これはとても良いと思いました。
モネの家をじっくり見る人、庭の花々を熱心にカメラに収める人や広い池をぐるぐる回る人など時間の過ごし方はそれぞれでした。
私は、池をいろいろな方向から見ることができて面白かったです。
お天気がよければ、庭や池のあちこちに置かれたベンチでのんびりリラックスできたのに、それだけが残念でした。
パリの観光にジベルニー村の半日ツアーは、モネファンならずとも花好きな人にもおススメですよ。
パリでモネを堪能できる3つの美術館をご紹介しています。→モネを堪能できる美術館!パリならこの3ヶ所でまとめて観られます