
先日、友人から「パーティで飲んだシャンパンが美味しかったからボトルをよくみたら、スパークリングワインでびっくりした」と。
結婚式でも、司会者の「シャンパンで乾杯」も、実はスパークリングワインってことよくあるらしいです。
そこで、夫に聞いてみました。「シャンパンとスパークリングワインはどう違うの?」
シャンパンとスパークリングワインの違い
まず、シャンパンはスパークリングワインの中のカテゴリーのひとつです。
これはちょっと意外。
シャンパンとスパークリングワインは、別々のものとおもってましたから。
では、シャンパンと呼ばれるものはどういうものでしょうか。まとめてみました。
・シャンパーニュ地方で作られていること
・AOC(原産地呼称管理法・フランスのワインの法律)の規定を守る。
で、
その主なものは
①特定の地域とブドウ品種(シャルドネ、ピノ・ノワール、ピノ・ムニエ)で 栽培
②伝統的製造方法(シャンパン製法)で作られたもの
③瓶内で酵母を二次発酵させている
ちなみに、スパークリングワインは、一般には3気圧以上のガス圧のある
発泡性ワインの総称。逆に3気圧以下なら弱発泡性ワインになります。
造り方によるスパークリングワインとシャンパンのちがい
◎シャンパン:ワインに酵母とショ糖を加えて瓶内二次発酵させる
◎スパークリングワイン:主に4つの製法がある
1)シャルマ方式:タンクの中で発酵させる
2)炭酸ガス注入方式:人工的に炭酸ガスを注入する方式。
3)シャンパン方式
4)トランスファー方式:シャンパン方式を簡略化したもの
もちろん、スパークリングワインでも、生産地の気候、栽培されるブドウ品種や
製法によって味わいが異なりますよ。

シャンパン方式採用のクレマン
シャンパーニュ地方以外で、シャンパン方式で造られたスパークリングワインに、
クレマン(Crémant)があります。
細やかな泡と繊細な味わいが特徴で、アルコール度数も11.5%と
比較的低いので飲みやすいでしょう。
シャンパンよりお手ごろ価格ですが、味わいはシャンパンとひけをとらない高品質。
アルザス、ブルゴーニュ、ロワール地方など、豊かな香りの白ワインの産地では、
すばらしいクレマンが造られています。
まとめ
スパークリングワインと一口にいっても、シャンパンもその仲間で、
でもシャンパン地方で造られなければシャンパンを名乗れず、
いやいやフクザツだ。
でもお手ごろ価格のクレマンなら、もう少し気軽に飲めそう。
しかも生産地方ごとにクレマンの味わいが異なるなら
楽しみ倍増です。
家飲みワイン用に美味しいクレマン、見つけようとおもいます。