
こんにちは、マダムソムリエです。
ガレット・デ・ロワ(Galette des Rois)は、日本でも人気がありますよね。
有名なフレンチレストランやパティシエのガレット・デ・ロワは特に。
セブンイレブンで販売しているのを見たときは、ちょっとビックリしました。
さて、フランスでは、クリスマスを過ぎるとこのお菓子が、
パン屋さんやケーキ屋さんのショーウィンドーを飾ります。
1月になると、このケーキのために家族や友人たちが集まるほど
大事なフランス伝統のケーキなんです。
すでに、先日大晦日の年越しパーティーで、私たち夫婦は、
友人が作ってきたガレット・デ・ロワをいただいたのですが、
その中のフェーヴを夫が当ててしまいました(笑
今年はよい年になりそうです。
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ガレット・デ・ロワ(Galette des Rois)??
フランス語で、Galette(ガレット)は「円形で平たいパイのケーキ」、
Rois(ロワ)とは「王様」の意味で、ガレット・デ・ロワは「王様のケーキ」ということ。
王様のケーキは、公現祭というカトリックの行事にちなんだもので、
聖書によれば、12月25日に馬小屋で誕生したイエス・キリストのもとに
星に導かれた東方の三賢人が訪れたそうです。
彼らが訪れた日、1月6日を公現節(エピファニー)とし、
それを祝うお菓子が、ガレット・デ・ロワなんです。
下記の写真はケーキカットするオランド大統領です(2013年)

ガレット・デ・ロワに欠かせないフェーヴ
王様のケーキがほかのお菓子と大きく違う点は、
ケーキの中にフェーヴと呼ばれる「当たり」が入っていること。
三聖人がそれぞれ宝物を持参してイエス・キリストに贈ったことから、
この宝物をフェーヴとしてケーキの中に入れる
習慣になったようです。
かつてはソラマメ(フェーブ)が入っていましたが、
今ではこのケーキ専用の小さな陶製の人形が作られています。
ケーキの中に入っていたフェーブがあった人は王冠を被り、
良い一年間になる、と周囲から祝福されます。まさに新年のゲームですね。
フェーブの種類
フェーブの種類は驚くほどたくさんあります。
かつては、公現節の登場人物である幼子イエスとマリア、アリアに受胎を告知した
大天使ガブリエルや宝物をもった王様などでした。

現在はアニメのキャラクターやスポーツ選手、クラシックカーなどさまざまです。
これらがみんな陶製なんですね。ホント感心します。
当然フェーブをコレクションしている人も多く、
フェーヴ目当てに王様のケーキを心待ちするのも
よくわかりますね。

日本にもこんな面白いサイトがありました。見ているだけでも楽しい。
ガレット・デ・ロワの作り方
お菓子つくりの苦手な私でも、この作り方ならできそう。
どのあたりでフェーヴを入れるのかも良くわかります。
この週末でも作ってみようとおもいました。
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