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こんにちは、マダムソムリエです。

フランスは起業ブームの真っ只中らしいです。

今年2月の調査によると、起業社数は5万5000件を超えて過去最高だとか。

そんな記事を雑誌で読んだところパリで起業セミナーの企画があると知り、参加してみることにしました。

 

パリ起業相談クラブ

 

パリ起業相談クラブは、日本とフランスの経済交流の一環として、

パリで起業設立を希望する人と専門家をつなぐ役割をしています。

今回で11回目のセミナーですが、年に数回無料でセミナーを開催しています。

この7-8年で、パリで起業を志す人がとても増えているそうで、昨日も平日午後にもかかわらず、

30人くらいの人が集まりました。

参加者は「きっと日系企業の駐在関係者じゃないの?」と思っていた私ですが、

実際には30-40代くらいの女性参加者が多くて、ビックリ!うれしい計算外でした。

セミナーで説明する専門家の日本人たちも、女性ばかりでした。いや、スゴイ!

 

セミナーで説明があったこと

 

セミナーでは以下の内容で説明がありました。基礎知識なしで参加したので、うーん、レベル高かったです。

   ■商工業活動ビザ変更について
   

   ■法人設立までの手続きと労働契約について
   

   ■社会保障費などの税務について
   

   ■企業会計について
   

   ■銀行からの融資を受ける手続き
   

   ■パリ市内での商業用不動産の物件探しと賃貸契約について

社会保障費の税務については、

フランスの社会保障制度は歴史的に労働者側に有利なシステムだからと、

数字で説明されると、雇う側の費用負担は大変だなあ、との印象を持ちました。

 

不動産の物件探しもなかなか大変で、

「会社設立の手続きで、契約できる物件がみつかれば、

手続きは終わったようなものですよ」との弁護士さんのコメント。

パリは居住用だけではなく賃貸物件全体が高いのですね。

 

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起業設立に必要なビザ

フランスで起業をするためには、どんなビザが必要なのか調べてみましたが、

いずれも長期滞在ビザとそのビザに応じた滞在許可書が必要です。(ビザと許可書はそれぞれ必要です)

起業の設立が可能な滞在許可書は次の4つです。

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 フランス人との結婚などによる配偶者ビザ
 外国人居留許可書(10年ビザと言われるもの)
 商工業活動用滞在許可書
 コンペタンス・エ・タラン(compétence et talent)(高い技術や専門職を有するビザ)

実際には、商工業活動用滞在許可書とコンペタンス・エ・タランを使って、起業を設立する場合が多いようです。

商工業活動用滞在許可書は商工業活動ビザを申請すれば許可されます。

 

商工業活動ビザへの変更

すでにフランスに長期滞在している場合、

たとえば長期滞在ビザ(visiteur visa)や就労ビザ(salarié)を取得している場合は

商工業ビザへの変更ができます。

必要書類を揃えて住んでいる地区の警察署で書類提出のための面接の予約をとります。

面接で書類提出後、書類に不足がなければ、数日後にビザ変更の許可されます。(2016年現在)

 

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雇用について

会社が無事に設立できました、さて人を雇いましょう、と言う段階になってぶつかる壁が、

フランス国籍のない日本人を雇うことがとても難しいという現実

フランスの雇用を守るためで、外国人(日本人)を優先して雇用することは難しいです。

どうしても日本人を雇用する場合は、それ相当の理由が必要です。

日本人ならではの技術や専門知識があること。

たとえば日本人の寿司職人は仕事先をみつけやすいのはそういった理由があります。

一定期間、求人広告を掲載しますが、フランス人の応募者があった場合、

正当な理由なしに不採用にすることはできず、日本人が起業したから日本人を雇用する、

ということは現実的ではないようです。これはなかなか大きな壁です。

雇用形態や労働時間なども業界ごとの労働法でしっかり決められているので、

はじめにしっかり専門家のアドバイスが必要だと思いました。

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まとめ

起業設立セミナーに始めて参加して、

フランスで起業するのはとてもつなくエネルギーが必要なんだと改めて感じました。

でもこれはフランスに限らず、海外で起業するというのは、

言葉の壁以上にその国の法律や商習慣など勉強しなければならないことは山のようにあり、

それを効率的に解決するには、やはりその道のプロに相談するのが一番の近道だと思いました。

当然の結論ですね。

今後はこういう起業設立セミナーに参加して、少ずつ知識を蓄えたいと思いました。

 

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