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こんにちは、マダムソムリエです。

わたしたちは、毎年夏になると「今年のヌーボーは美味しいかな?」と気になります。その夏が暑くて雨が少なければ、甘く熟れたブドウを収穫できるからです。

さて、今年の夏はフランス中が暑かったです。130年の気象観測史上一番暑い夏だったそうで、暑さより130年前も前から気象観測をしていたことにビックリしましたけど。

おかげで8月の終わりは、どの醸造場も大車輪の大忙し!いつもより早く短時間で収穫しないと、ブドウが熟れすぎてしまうからです。

夏の終わりにそんなニュースを見て私たちは、「今年のヌーボーはかなり美味しいよ、きっと」と話していました。やっぱりそのとおりで、2009年以来のすばらしい仕上がりになるそうです。

さて毎年、ボジョレーヌーボーの解禁日は11月第3木曜日、今年は11月17日ですが、パリでも、日本と同じように新酒のボジョレーヌーボーを楽しむイベントがあちこちで開かれます。

では、そもそもボジョレーヌーボーってどんなワインなのか、うちのソムリエが簡単にご紹介しましょうね。

 

ボジョレーはリヨン北部の丘陵地帯にある

ボジョレーは、フランス第2の都市、リヨンから北部に広がる丘陵地帯にあります。気候は暑い夏と乾燥した寒い冬で大陸性気候で、土壌は花崗岩質と石灰粘土層で構成されています。なだらかな丘に広がるぶどう畑は風光明媚なことから、観光スポットとしても有名です。

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出典:フランスワイン事典

 

 

ボジョレー・ヌーボーの特徴

 

品種

一般的にワインはいくつかのブドウ品種により作られますが、ボジョレーワインは珍しく、ひとつのブドウ品種で作られています。赤ワインはガメ種、白ワインはシャルドネ種です。特にガメ種はこの土壌ととても相性が良いため、すばらしい味わいのワインを作り出しています。

ボジョレーヌーボーの醸造方法は、他の生産地域のものとはちがった特徴があります。

 

ワインの造り方

 ■多くのワイン生産地では

 ①収穫したブドウは機械に入れて軸と房に分けてブドウの実を取り出す

 ②ブドウの実を圧縮してブドウ果汁、皮と種を発酵タンクにいれます。

 ③酵母を加えてアルコール発酵させる

ボジョレー・ヌーヴォーの場合

 ①収穫したブドウを房ごとそのまま発酵タンクに入れる

 ②ブドウ房の重みでブドウの実がつぶれて果汁が出て自然に発酵がはじまる

ボジョレー・ヌーヴォーは、自然発酵によってわずかに炭酸ガスが含まれ、酸やタンニンが少ないので、さっぱりとした口当たりのやわらかい味わいになります。同時に新酒らしいさわやかな果実の香りも楽しむことができます。

 

ヌーヴォーとは新酒のこと

ボジョレー地区で夏の終わりに収穫したぶどうを、その年のうちに仕上げた新酒がボジョレー・ ヌーヴォーです。

もともとは、ぶどうの収穫を祝い、その年のぶどうの作付けのよしあしを判断するためにつくられた試飲酒だったことが、ボジョレー・ヌーボーの始まりと言われています。ワイン業者は、このボジョレー・ヌーボーを試飲してからワインを購入数を判断していたそうです。

ボジョレー地区には、もうひとつボジョーレ・ヴィラージュというより限定された地区で作られたワインもあります。このボジョレー・ヴィラージュの新酒もボジョレー・ヴィラージュ・ヌーボーとよばれ、ガメ種の赤ワインが作られています。

そうそう、新酒ですから早めに飲みましょうね。長く保存することはできないワインです。

 




 

ボジョレー・ヌーボーの収穫風景

ボジョレー・ヌーボーの生産者、フェデリックが今年の収穫風景をYouTubeで紹介しています。

「収穫は2日間で早朝から夕方5時半まで、ぶどうは手で収穫します。今年はとても質の高いぶどうが収穫できました。ぶどうは甘いし色も形もとてもいい。2016年はすばらしいミレジアムになりますよ」と話しています。

ボジョレー村の美しいぶどう畑と村の様子も合わせてご覧ください。

 

 




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