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こんにちは、マダムソムリエです。

セーヌ川左岸に建つオルセー美術館は、駅舎を改修 した石造りの豪華な建物の中に19~20世紀の美術作品、彫刻や絵画を展示しています。

絵画では印象派の画家でパトロンでもあったカイユボットが、自分のコレクションをフランス政府に寄贈したので、1848年から1914年のフランス美術を中心に印象派の作品が多く所蔵されています。まるで印象派の作品を知るための教科書のような美術館です。

私は、オランジュリー美術館とマルモッタン・モネ美術館ですっかりモネファンになりました。オルセー美術館では、名作「日傘の女」を見に行ってきました。その他にもモネのおなじみの作品がずらりと並び、どれもすばらしいものばかり。その中のいくつかをご紹介したいと思います。

 

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オルセー美術館で見るモネの作品

モネの作品は1860年代から1890年代までに描かれたものが多く展示されています。静物や風景を主題にしながら、次第に自然の光を色で表現する「光の画家」へと進んでいく様子を見ることができます。

【かささぎ】(1867年)

モネが29歳(1840年生まれ)のときに描いた作品。冬の晴れ間の光の暖かさと雪に反射した光のまぶしさを感じます。すでに自然の光を巧みに表現する技術を身につけていたのではと感心しました。

【アルジャントゥイユの橋】 (1874年)

モネは、パリ郊外のアルジャントゥイユで6年ほど暮らしました。夏にはルノワールが訪れ、2人でアルジャントゥイユの風景を描きました。木々や建物が水面に揺れる光の表現から、モネは印象派といわれる独自のスタイルを築いたように見えました。

【アルジャントゥイユのひなげし】(1873年)

妻のカミーユと息子のジャンをモデルに描かれた作品。空の青色と雲の白色が、ひなげしの赤色を引き立てているように見えます。また画面上部に木を横に並べて水平に描くことで、小高い丘を下って歩く様子を表現していると思います。

【日傘の女(左向き)】(1886年)

最愛の妻カミーユが亡くなって7年後に描かれた2枚の作品。青い空と白い雲、柔らかな日差しに風を少し感じます。女性は日傘を肩に太陽を背に立っているので、影が描かれています。

【日傘の女(右向き)】(1886年)

こちらの作品では、女性が太陽に向って日傘を差しているので影がありません。 どちらも女性の表情はベールに隠れてわかりませんが、カミーユを想って女性の腰に赤いひなげしを描き、あえて彼女の表情を描かなかったのかもしれません。

【睡蓮の池と日本の橋】(1899年)

モネは、パリ郊外のシルヴェニー村に建てた家の庭に大きな池を造ります。葛飾北斎に心酔したモネは、睡蓮の池に浮世絵に出てくるような太鼓橋を架けて、池と橋の様子を何枚も作品に残すほど、この風景を生涯愛しました。

ロンドンの国会議事堂 霧をつく陽光(1904年)

モネの晩年の作品。被写体の輪郭よりも、それを包みこむ光と空気感を色彩で表現、まさに「光の画家」と言われるゆえんでしょう。

このように、オルセー美術館ではモネの20代から60代までの作品を順を追って鑑賞できるので、なぜ「印象派の巨匠」、「光の画家」と呼ばれる理由がわかると思います。

 

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オルセー美術館の基本情報

オルセー美術館の開館時間や休館日、入場料などをまとめておきました。

1 Rue de la Legion d'Honneur, 75007
  • 住所:1 Rue de la Legion d’Honneur, 75007
  • 入場料:12ユーロ(18歳未満無料)/オランジュリー美術館との共通パス(3ヶ月有効)16ユーロ
  • 開館時間:午前9時から午後6時まで(毎木曜日午後9時45分まで)
  • 休館日:月曜日、5月1日、12月25日
  • オーディオガイド:5ユーロ(日本語あり)
  • 毎週第1日曜日無料
  • ミュージアムパス利用可能

 

まとめ

モネの作品が展示されているフロワーに、同年代の画家、ルノワール、ドガやマチスの作品も並んでいます。彼らも印象派の画家と呼ばれますが、だんだん独自の画風を作り上げていきます。

しかしモネは、一貫して風景や静物をモチーフに自然の光、風や水を色彩で表現していく様子がわかるでしょう。

オルセー美術館でモネの作品が気に入ったら、オランジュリー美術館やマルモッタン・モネ美術館へ足を運んでみましょう。名作「睡蓮」や「印象 日の出」に、「睡蓮」の連作と見所がたくさんあります。別記事で、この3ヶ所で鑑賞できるモネの作品をまとめていますので、こちらもご覧くださいね。

モネを堪能できる美術館!パリならこの3ヶ所でまとめて観られます

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