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アレクサンドル3世橋

 

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こんにちは、マダムソムリエです。

今日はロダン美術館に行ってきました。この美術館では、2月と3月の第1日曜日に限り入館料が無料になるので、家族連れや友人たちとの見学でにぎわっていました。

79 Rue de Varenne, 75007 Paris

 

ロダン美術館/Musée Rodin
◎住所:79, rue de Varenne, 75007 Paris
◎開館時間: 4〜9月 10:00〜17:45 *最終入場は17:15
     (庭園:10〜3月 〜17:00)
◎休み   月曜日 1/1、5/1、12/25 
◎最寄り駅 地下鉄13号線 バレンヌ(Varenne)下車

19世紀を代表するフランスの天才彫刻家、オーギュスト・ロダン。近代彫刻の父と呼ばれた彼の作品、「考える人」や「地獄の門」は、日本でも有名ですね。
ここでは、彼が9年間住んだ邸宅を改装した美術館とすばらしい庭園で、彼のほとんどの作品を鑑賞することができます。

また、彼を愛したがために人生が狂ってしまった女性彫刻家、カミーユ・クローデルの作品を集めた展示室もあります。

ロダンお気に入りの邸宅

ロダンは、晩年、貴族の館、ビロン館をアトリエ兼住居として使っていました。ロココ建築の傑作と言われたビロン館をとても気に入り、1916年、国家に全作品とコレクションを寄贈することで個人美術館の開館が認められました。彼の長年の夢だったロダン美術館が開館したのは、彼の死後2年後の1919年のことでした。

建物の内装の美しさもさることながら、整備された広い庭園もこの美術館の魅力のひとつ。庭に展示された作品の数々を鑑賞しながら散策したりベンチに座って美しいバラ園を眺めたり、楽しい時間を過ごせます。

 

巧みな技巧と力強い作品たちに圧倒

展示室は1階と2階に16室あり、年代順に展示されています。常設展のほか企画展も行われています。館内はまさにロダンワールド。まじかで見る作品は、ロダンの持つ圧倒的な力強さと巧みな技巧に感動です。

ロダンの代表作のひとつ「接吻」は、ダンテの長文叙事詩「神曲」の悲恋をテーマに製作された作品と言われていますが、

実はロダンとカミーユがモデルではないかと言われています。カミーユは当時、ロダンの弟子であり愛人関係の真っ只中でしたから、

まさに禁断の接吻を交わす二人の心情が伝わるようです。

 

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弟子で愛人だったカミーユ・クローデル

カミユーユ・クローデルはフランス人女性彫刻家。17歳でロダンに弟子入り、助手兼モデルのちに愛人になりました。稀有な才能と美貌のカミーユに、ロダンは内縁の妻(ローズ)がありながら、彼女の虜になってしまったのですね。

しかしながら、いくら才能に恵まれていても作品を制作するたびに、「ロダンのコピー」と揶揄され、才能とは裏腹に世間ではまったく評価されません。私生活では、ロダンの子を妊娠するも流産してしまいます。カミーユとローズの間で揺れていたロダンも、最後はローズの元へ戻っていきます。

仕事も生活もうまくいかずに、精神を病んだカミーユは、強制的に入院させられた精神病院で約30年間を過ごし、最後は誰にも見取られずに亡くなりました。

一方、個人美術館を持つことが晩年の夢だったロダンは、カミーユの作品を集めた部屋を作るよう意思を遺したと言われています

カミーユの主な作品

「心からの信頼/L`abandon」

硬い大理石を、ここまで柔らかく滑らかに表現できるカミーユの才能には驚くばかりです。二人が寄り添い支えあう姿と柔らかな表情を見ると、製作当時はロダンとカミーユは深く愛し合っていたころで彼女は幸せだったのでしょう。

「分別盛り/L’Âge mûr」


ロダンへの断ち切れぬ思いを表したカミーユの代表作。追いすがる若い女性、老いた女性(悪魔)に導きられるように去っていく男性。

老いた女性の両手が男性の両腕をしっかりつかんで、何かささやいています。男性は苦悩の表情を浮かべながら若い女性のすがる両手をすっと離しています。

ロダンへの行き場のない愛情と胸がはちきれんばかりの強い哀しみが感じられます。彫刻から「行かないでー」と声が聞こえてくるよう。

「ワルツ/La Valse」

二人のワルツが一瞬で止まり、すぐにステップを踏みださないと、二人とも倒れてしまいそうな作品。カミーユは、音楽家・ドビュッシーとも親交がありました。

ドビュッシーは、カミ―ユと別れた数年の後、この「ワルツ」を手に入れると亡くなるまでピアノのそばにこの作品を置いていました。

 

私は、以前から彼女の作品が大好き。今回、改めて作品を見てみると、やっぱりカミーユ・クローデルの彫刻の魅力は、身を削りながら製作した作品のそれぞれから醸し出す痛々しい程の感情だと思いました。

 

庭園にもロダン作品が点在

記念写真をとる人でいつも人気の「考える人」

 

「カレーの市民」は考えさせられることの多い作品。

ロダン美術館は、パリの穴場的な美術館。ぜひロダンとカミーユの彫刻体験をおススメします。

 

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